Klub Japan の活動の趣旨
私たちは今は元気でも、いつかはみな年齢を重ねて体のどこかが不自由になり、他人の手助けを必要とする時が来ます。
デンマーク在住日本人の老後には、どんなことが問題として予想されるでしょうか? 考えられる問題の原因の多くはデンマークと日本の文化の違いによるもので、例えば、新たな人間関係、言語の壁、生活習慣の違いなどが挙げられます。
Klub Japanは、日本人高齢者センターのような役割を果たそうと、次のような活動を考えています。
①デンマークに暮らし, 病気になったときや高齢化した時に、住んでいる区域、市町村の公的機関との法律的な、また福祉関係の交渉等の援助をするコンサルタント的な仕事
②病院の医師との面談などにおいて、言葉が不自由なときに、デンマーク語と日本語の通訳のお手伝い
③日本の家族との連絡
④孤独な人達への訪問、談話等の援助、必要な情報提供
⑤日常の具体的なお手伝い
(注: お手伝いの内容は、Hjemmehjælperの仕事内容とは異なります)
などがまず考えられますが、将来的にはコペンハーゲン市内の一老人ホーム内部に日本人専用の部屋を用意してもらうよう、働きかける構想があります。これについては「老人ホーム構想」にてご説明しましょう。
「デンマークに嫁ぎ、現在は育児をやりながら、仕事を持って活躍してはいるものの、子供が巣立った時、万が一夫に先立たれた時、あるいは自分の老後のことを考えると、不安になることがある...」
「退職した今も夫婦共に元気で、健康な体と時間を使ってできる老後の生きがいを探していました。デンマークに住む日本人高齢者のために、ボランティア活動が出来れば素晴らしいと、思いました...」
「日本人専用の老人ホームがあればいいな、と前から思っていましたので、ある日、 Klub Japanの存在を知って、私はすぐ入会しました......」
「万が一の時、あるいは一人で困難な状況に陥った時に、日本の家族への連絡を誰かに頼めるだろうか....」
「一人暮らしの自分が重症の病気になった時やだんだん家に籠りがちになっていく生活を想像すると、心細くなる.....」